パンロゴは、西アフリカ、ガーナのガ族に伝わる民族楽器です。木をくり抜いたたる型の胴にアンテローブの皮を紐と杭でとめてあり、深みのある音色が特徴で、叩き方によって多くのリズムや音色が出る太鼓です。ひとつひとつにアディンクラのシンボルが彫られ、一族の願いがこめられています。 |
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ガーナの太鼓工房
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アンテローブの皮の太鼓は、ジャンベのような派手さはありませんが、深みのある実に心地よい音色です。チューニングはまわりのくいを木槌でコンコンと打つだけのシンプルな構造。数種類のたたき方を組み合わせ、さまざまなリズムをたたき出します。ガーナの「ガ」の人々には今でも祭礼・儀式には欠かせない楽器です。日本では、故アジャ・アディさんの来日により多くの人に広まりました。本物のメディスンマンがたたき出すパンロゴのリズムは衝撃的でした。
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パンロゴと同じ構造の楽器、オブレンテです。胴の下の部分が細くなってマスタードラムとして使用します。最近ではロープの代わりにワイヤーを張ったタイプもあるようです。 |
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