よもやま話
ジンバブエ・ザンビアは、アフリカ大陸の南部に位置した国です。
トンガ人の女性たちが手作りするジンバブエやザンビアのかごは、代々継承されてきた生活を支える暮らしのかご。
複雑で有機的な形状は、ひとつひとつ形が違う味わいのある、唯一無二のバスケットです。
驚きの技術と芸術性の高さ。南部アフリカのバスケットの未知なる世界をご紹介します。
ジンバブエとザンビア国境付近に、1950年代半ば世界最大のダム「カリバ湖」が建設され、周辺で暮らしていたトンガの人々のコミュニティが大きく分断されました。 その中でコミュニケーションツールとして作られるようになったのがトンガバスケットです。蝶や雷などの自然モチーフを彼らの歴史や風土をバスケットに編み込み、後世へ伝えているそうです。 トンガの女性たちは、昔ながらの方法で樹皮や泥を使いイララ椰子を染色し、美しいカゴを編みます。その伝統柄は二つとして同じものがないといわれるほどです。
アースカラーなのでどんなインテリアでも飾りやすく、イララ椰子のバスケットは、壁一面に大小さまざまなサイズを並べたり、1枚でも手軽にモダンさをプラスできます。 欧米ではウォールデコバスケットとして、レストランやホテルなどでも飾られています。
ジンバブエのイララバスケットは、平カゴ、ボウルタイプ、カラバッシュ・ガーリック型やサイザル麻で編んだマスビンゴバスケットなどお取り扱いしています。
ザンビアは身近な素材で作る多様なカゴがあります。タティンガもつれバスケット、ニャミニャミバスケット、マケンゲバスケットなど暮らしの中から生まれたバスケットです。
ジンバブエ西部のビンガ地方で、 トンガ人の女性たちによってイララ(椰子の葉)を手編みして作られています。もとは穀物を運んだり選別するために使用されていました。 ストライプや蜘蛛の巣模様、稲妻模様などの伝統的なデザインと、四角い底の土台が特徴的。 放射状の葛に、ナチュラルなイララの葉と、樹皮や根、泥で染色を繰り返したブラウンの葉の二色が編み込まれ、二つとして同じ柄がないというの美しいカゴを創り出します。 また水汲みやどぶろくの醸造に使う瓢箪や粘土製の壺に似せたカラバッシュカゴをはじめ、様々なフォルムのカゴを器用に編み上げます。 これらは干ばつと貧困に見舞われやすい地域に住むトンガの人々にとって、貴重な現金収入となっています。 ひとつひとつ表情が異なるバスケットは、インテリアアイテムとして近年注目されています。
ザンビアからは大変珍しいバスケットが多数届きました。
ムニュムブエの人たちが手作りしたニャミニャミバスケット。ニャミニャミ(Nyami Nyami)とは波型の意味で、ザンベジ川に棲む川の神の名前でもあるそうです。
白い部分はイララ椰子、焦げ茶の透かし部分は水草を使用したデザイン。高いかご編み技術ならではの個性的なフォルムのバスケット。
他にも鳥の巣のようなタティンガもつれバスケット、婚礼の贈り物として母から娘へと代々受け継がれているマケンゲウェディングバスケットなどなど、
ザンビアは貴重なアフリカンバスケットの宝庫です。唯一無二の、芸術性の高いバスケットをご覧ください。
ザンビア西部では、マケンゲという植物の根を使い鳥の巣からインスピレーションを得て編まれた、アートなフォルムのバスケットが編まれます。
ジンバブエ側のビンガ地方とザンベジ川を挟みカリバ湖があり、ザンビア側もこのあたりに住んでいるのはトンガ・バトンガと呼ばれています。
この周辺では独自のかご編み技術が引き継がれ、イララ椰子を編み込みんだバスケットや、個性的で希少なインテリアバスケットが手作りされています。
カゴ素材のイララ椰子を染めます
天然染料で染めた焦げ茶のイララ椰子とナチュラルな椰子で、 カゴを編み上げていきます。
ザンベジ川を挟みトンガ・バトンガと呼ばれる地域はイララ椰子を編み込みんだバスケット作りが盛んです。
こちらはマケンゲウェディングバスケットを編む女性たち。マケンゲという植物の根を使い、丈夫で美しいカゴを編み上げます。
タティンガバスケットの素材もマケンゲという植物。水に浸しながら複雑に絡ませ作り上げます。
巨大カゴはランプシェードでしょうか?アートなインテリアカゴが手作りされています。
ムニュムブエの人たちが作るニャミニャミバスケット。焦げ茶の水草を軸に、イララ椰子で編み上げていきます。
農作業の合間にカゴを編む女性たち。
透け感のあるニャミニャミバスケットは、元々は魚捕りのカゴとして作られた暮らしのカゴ
フルーツ入れや、小物、植物を飾ったり、使いやすい平皿タイプのバスケットですが、近年インテリアバスケットとして、ウォールデコを楽しむ方が増えています。 手軽にインテリアに取り込みやすいので、是非お試しください。
アフリカのかごバッグ・バスケットは商品の特性上、サイズや形の若干のちがいなどは避けられません。 総合的に仕上がりのよい商品を出来る限り選び、輸入させていただいております。
天然由来の手作り品は手間もかかりますが、大量生産品にはない良さを感じていただければと思います。以上を予めご了承の上ご注文いただければ幸いです。
●100%植物製のかごです。
●編みおわり部分に段差ができる場合があります。
●編みムラや毛羽立ちもある場合がごいざいます。
●形状・サイズも多少のばらつきがあります。
●水濡れにより色落ちする場合がございます。
●保管する際は、変色を避けるため直射日光や強い照明が当たる場所などはお避け下さい。
●湿気はカビの原因になりやすいのでお気を付け下さい。
●革製品のにおいがある場合がございます。時間の経過、使用するうちに消えていきます。 対策として、風とおしの良い場所での陰干しや風干し、天日干しも有効ですが、長時間はおすすめできません。
●革の色落ち:摩擦や水により、色落ちする場合がございます。真っ白な洋服に肩掛けして、強くこするなどは避けた方が良いかもしれませんが、注意して通常使用していただければ特に問題ないです。
●金属パーツなど若干のサビ・キズがある場合がありますが、予めご了承ください。
●ホコリ対策:かごバッグ・バスケットは、天然素材を編み込んで作っています。網目にホコリがたまりやすいため、定期的にブラシなどで取り除くことが大切です。
●カビ対策:湿気がこもらない場所に保管し、除湿剤などを使うこともおすすめです。
●型崩れ防止:保管時は形が保てるように新聞紙を丸めて詰めることをおすすめします。
●型崩れてしまった場合:霧吹きで水を吹きかけるか、水を張ったバケツなどに少しつけ、かごを濡らします。(革部分は濡らさない)
手で形を整え、風通しのよい場所で完全に乾くまで干します。*商品によって色落ちする場合るので十分気を付けて作業ください。
ジンバブエ・ザンビアは、アフリカ大陸の南部に位置した国です。
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【お問い合わせ】TEL 049-241-9186 / MAIL saitama@african-sq.co.jp
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