バティカは、地域ごとに呼び方は様々、別名アサラトやテレヴィなどと呼ばれ、主に西アフリカ一帯で演奏されている楽器です。オンコバスピノサの木の実二つを、紐でつないでできています。前後に手を振ると遠心力で玉が周り、実の中のシャカシャカと二つの玉のぶつかり合うカチカチが複雑に交わり、絶妙なリズムが奏でられます。 |
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バティカの演奏方法
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玉の一方をブランデーグラスを持つ要領で、人さし指と中指の間に紐を挟みます。
@〜C手のひらを垂直にして前後に振ります。二個の玉を手のひら側と手の甲側で交互にぶつけると、カチンコチンと音を出します。コツは、手首の力を抜いてスナップで振ること、手のひらを回転させるのではなく拝むようなカンジで前後に振ることです。
シンクロして中の種がビートを刻み始めます。これは通称「ハチロク」と呼ばれる8分の6ビートのリズムです。アフリカ各地で最もポピュラーなリズムなので、是非覚えてください。 |
カツツ |
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さらに左右2つのバティカでリズムを刻むと、より複雑なグルーブが出ます。技やグルーブを極めていくと、このような演奏も可能です!
アサラト奏者のTomoさんに、 アサラト(バティカ)のデモ演奏をおねがいいたしました。
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>バティカ(アサラト)デモ演奏
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演奏者:Tomo (楽器屋 withリズム) / アサラト奏者、、アサラト作り職人
アサラト歴8年 制作歴4年
西アフリカ生まれで木の実の打楽器「アサラト」の魅力を、演奏と制作で世界に発信する表現者。
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愛好家の間ではアクロバティックな技なども開発され、若者文化とともに広がりました。アフリカ版ケン玉のような感覚でしょうか?ペイントされたバティカなどもあります。クールな技を競い合い、自由な発想やスタイルを楽しむアイテムとして、今なお発展途上の楽器です。
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ご注意
マラカス中の豆は、有毒なので、絶対に食べないでください。
万が一誤飲や事故などがございましても、当方では責任を負いかねます。
予めご了承ください。
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