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マリの縫製学校 自立支援プログラム
ハーモニーフォーピース プロジェクト
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2023年 Harmony for Peace ハーモニーフォーピース
マリの縫製学校自立支援プログラム報告 2024年1月 |
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HARMONY FOR PEACE マリの縫製学校支援 2024年1月31日 セグー訪問
1月31日、一年ぶりに訪問したマリのセグーにある縫製学校は、いつものように和気あいあいとした雰囲気で、三々五々、グループに分かれ作業が行われていて、活気がありました。いつも驚くことですが、赤ん坊を抱えたり、背負ったりして授業にでている女性が非常に多い。日本では保育園に預けて学校に来るということになるのでしょうが、こういうとこに赤ん坊を連れてくることが当たり前の社会なんですね。
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ASSOCIATION BENKADY
2023年のサポートについては、昨年7月以降、半年分の教材に当たる、プリント布の寄付と教室の電化工事費用のサポートを行いました。
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それに加えて今回は4台の足踏みミシンを渡しました。さらに近いうちにあと4台のミシンを渡す予定です。今年のミシンの寄贈については、山梨のアフリカンアートミュージアムからの寄付金を使わせていただきました。感謝いたします。
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2023年秋からの今学期のBenkafyの経営は順調なようです。例年は、授業料が払えず生徒が減っていくのですが、前年に比べて生徒数も増え、やめていく生徒も少ないそうです。布を渡したことで、半年間、教材費を月1000円のところを700円に値下げすることができ、十分な給料を確保し、先生も2人雇えたとのこと。電化工事で引いた電気を使って、刺繍ミシンの練習も行っていました。いつでも明るい教室で授業が受けられるようになった、と言いたいところですが、電線を引いたころから、マリの電力事情がきびしくなり、停電で明りを使えないことが多くなったそうです。もともとCAREという国際NGOが太陽光発電で電灯とスマホの充電ができるコンセントをつける工事を数年前に行ったたのですが、数年ごとにバッテリーを交換しなければならず、その費用よりも電線を引いて電気料金を払ったほうが経済的ということがわかり、電化の費用の支援を持ちかけられたのでした。また電線を引くことによって、電動ミシンを使うことも可能になり、刺繍などの指導もできるようになったとのことでした。アフリカの服作りにとって、縫製はもちろん重要ですが、服を飾る技術として刺繍は非常に重要なテクニックで、ニーズは大きいです。刺繍の指導を始めるというのは、ニーズに沿った自然のながれなんだと思います。
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今後は、残り10台くらいある古いミシンを新しくしながら、同時に教材用の布の寄贈を続けていきたいと思っております。
今回出来上がったエコバッグは、品質も向上していました。縫製学校の先生だけでなく、学校の卒業生や3年目の生徒も縫製に参加しはじめたという話です。学校で学んだ技術を使い、多少なりとも現金収入がえられるようになったわけで、縫製を学ぶ生徒たちのインセンティブも大きくなったのではないかと思います。
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これからも魅力的な商品を生産していきます。
ご協力をよろしくお願いいたします。
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2022年 Harmony for Peace ハーモニーフォーピース
マリの縫製学校自立支援プログラム報告 2022年10月 |
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HARMONY FOR PEACE マリの縫製学校支援 10月2日と3日、
2年8ケ月ぶりのセグー訪問
今回は、ミシン5台、1年分の教材用のプリント布、裁断機を寄付しました。
山梨県北杜市のアフリカンアートミュージアムより支援の縫製学校の商品の売上より多額の寄付をいただき、購入に使わさせていただきました。ご支援、ありがとうございました。縫製学校の皆さん、とても感謝していました。
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ASSOCIATION BENKADYには5台のミシンと約1年分の教材用の布として、アフリカプリント布(パーニュ)を約10万円分寄付しました。
現在生徒数は、第3学年が16人、第2学年が23人、新入学年が6人(今月中に25人くらいまで増える予想)と一応生徒は集まっているようでした。
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5月2日は新学期の2日目で、オリエンテーションや授業の日で授業の様子も見られました。昼で晴れてるのですが、教室の中は暗く、電灯が必要だと感じました。
実は4年ほど前にNGOより援助を受けて、太陽光発電による電灯が設置されていたのですが、故障してしまいそのままになっています。とりあえずそれを直すのが手っ取り早いので援助も考えたいと思います。
まともなミシンや灯かりという設備によって、教育の効率が全然ちがってきます。教材につかう布は生徒が用意することになっていましたが、寄付によってこの負担を減らすことができました。
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いままで、HARMONY FO PEACE の製品については、縫製学校の先生に製作を依頼していましたが、これからは第三学年の生徒を特訓し、作ってもらうことにしました。これにより生徒にも収入がはいることになり、就学のインセンティブは上がります。
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SANA縫製学校には、裁断機を寄付しました。ここの教授の腕はBENKADYよりも高いため、もっぱら衣服の製作をお願いしてきました。昨年のボタンホールマシンに続き、プロ仕様の機材が入ることで、服の生産体制が整い、大量注文にも対応できるようになります。
この縫製学校は、いろいろな補助金を申請しており、マリの他の地方都市、現在治安が悪化しているような場所にも出張で出向き、短期の講座を行うなど活動は活発で、事業体としてうまくいっているようです。製品の発注は続けますが、寄付については今回限りとし、今後の寄付はBENKADY あるいは新規の設備が整っていない生産団体に変えていく予定です。
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これからも魅力的な商品を生産していきます。
ご協力をよろしくお願いいたします。
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2021年 Harmony for Peace ハーモニーフォーピース
マリの縫製学校自立支援プログラム報告 2021年10月 |
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Harmony for Peaceプログラムでミシンと教材布を送りました
2019年よりHarmony for Peaceプログラムとして、マリの縫製学校2ケ所にプリント布のバッグを注文し、日本で販売してきました。縫製代金は縫製学校の先生たちに支払われ、充分な収入を得られていない先生の収入を補填することにより、学校の経営を支えることになります。また売り上げの一部を使って、毎年、必要な資材を購入し寄付しています。
昨年1月には2019年の収益から、2ケ所に対しあわせてミシン4台と教材用の布を購入し寄付しました。
今年はコロナ禍の影響でマリに行くことができず、遅れていましたが。10月の始めに寄付を行いました。
ASSOCIATION BENKADY には足踏みミシン3台と半年分の教材として使う量の半分のプリント布。SANA縫製学校には中古のボタンホールミシン1台を贈りました。
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>ASSOCIATION BENKADYよりメッセージが届きました♪
https://youtu.be/6wgBHoZ3j_g |
足踏みミシンをなぜ送らなければならないのか?
実は数年前にイギリスのNGOより多くのミシンが寄付されたのですが、中間に入っていた口利き業者に騙され、とんでもないひどい品物が届き、授業で使うのに非常に苦労していました。補助金や寄付にたかるハイエナのような人たちがアフリカにはたくさんいて、書類や申請をしてお金をひっぱってくるのはいいのですが、最後にゴミのような商品を安く仕入れて納品する。その差額で商売をするのです。送り手としては領収書さえあれば経理上は問題になりません。実際に現地を訪れ、検証を行うようなことはコストもかかるしなかなかできません。援助ビジネスの闇ですね。
ミシンは縫製学校の根幹なので、数年前から折に触れてミシンを贈ってきました。BENKADYには今回で7台になります。今後もしばらくミシンの寄付を続けます。
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教材にはプリント布を使います。いわゆる「アフリカンプリント」と呼ばれている派手な色柄のプリント布です。アフリカ人の服に使われている布です。お金もないし、教材なので白い無地の柄の方が安くていいのでは、という話もしましたが、プリント布でなければだめだというのです。生徒たちが縫い上げたものを使えるようにという配慮によるものです。授業料を払ってまでも学校に通うインセンティブとして、楽しい色柄の服を作って家に持ち帰れるということがあるようです。布は生徒から集めた授業料で購入するので、布を寄付することは、その分先生の授業料を増やすことにつながります。 |
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SANA縫製学校には中古のボタンホールマシンを寄付しました。
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新品だと30万円ほどするので、さすがに手が出ません。中古が7万円であるので援助してもらえないかという要請がきて応じたものです。実は2019年のSANA縫製学校が納品したエコバッグの質が非常に悪く、そのためにかなりの損害を被っていたので今回の寄付はお休みしようと思っていました。しかし本当に必要なものがあれば、それを先延ばしにすることは時間の無駄です。ボタンホールマシンはこの地方に大きな変化をもたらすことになるかもしれません。
現在日本でも、職業として作る服のボタンホールは専用の機械を使います。ボタンホールだけを専門に開けているボタン屋とわれる業者もいるのです。マリで男性用のシャツなどの注文もしているのですが、どうしてもボタンホールがきれいに開けられていないのです。最近では首都のバマコで頼むときには、ボタンホール業者にもっていくように指示していますが、地方都市のセグーではボタンホールマシンを見つけることはできませんでした。
おそらくセグーに現れた初めてのボタンホールマシンかもしれません。また、SANA縫製学校がセグー初めてのボタン屋を開業し、セグーで作られる服のクオリティーが上がり、縫製学校の経営にも寄与するのではとひそかに期待しています。
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今年2021年のエコバッグの売れ行き
エコバッグは、すでに昨年の数を越え順調に伸びています。シンプルで使いやすいデザインは多くのお客様に喜ばれています。アフリカでは毎週のように新しいプリント布が布のお店に並び、新しい服用の生地を探す女性たちでにぎわっています。今後も新しく出てくるユニークなプリント柄を選び、商品を作り続けていきます。その日の気分によって違う柄で外出するための2つ目、3つ目のバッグとして、あるいは気の利いたプレゼントとしてぜひお買い求めください。
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>Harmony for Peaceご注文 |
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2020年 Harmony for Peace ハーモニーフォーピース
マリの縫製学校自立支援プログラム報告 |
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Harmony For Peace からミシンの贈与 2020年1月16日
昨年から西アフリカ、マリ共和国の縫製学校で製作した商品に、「Harmony for Peace」のタグをつけ、日本で販売し、売り上げの一部を使ってサポートする取り組みを始めている。縫製学校は2ケ所、いずれも首都バマコから東に230kmの地方都市セグーにある。
「Harmony For Peace」とは、紛争をかかえるマリ全土に平和が訪れることを祈る言葉だ。
私の会社、アフリカンスクエアーのスタッフがかなり力を入れて、エコバッグの営業してくれたおかげで、今回はまとまったサポートができた。
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SANA縫製学校にはJUKIの足踏みミシン2台、ASSOCIATION BENKADY(ベンカジアソシエーション)には足踏みミシン1台、電動ミシン1台と教材用の布(1年の使用量の1/4程度)を贈与した。
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このタイプの足踏みミシン。インド製で135000f 約2万5千円。職業用ミシン。インド製は丈夫で安い。
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SANA縫製学校 |
SANA縫製学校は、昨年AMADOU SANAという縫製業者が個人で創業。生徒は全員若い女性で、21人の生徒が毎日午前中に学校に来て、セオリーと実技の事業を受けている。授業料は月約2000円。マリでは安いとはいえないが、いまのところ途中退学は経済的事情から1人だけで、まだ利益はでていないものの、運営は順調だ。
AMADOU SANAは学校開設にあたり、マイクロファイナンスから25万円程度の資金を借り、「資金が足りないから仕事が欲しい」と昨年私も何度となく注文を頼まれたが、1年で起業を軌道にのせた。なかなかできることではない。
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経費節約のために紙を使って練習しています。 |
練習は紙で。一枚10円。 |
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association BenkadyのPresident と主任教授
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一方のASSOCIATION BENKADYは1993年創立のマリのローカルNGOで、縫製学校の他に、泥染めの工房や識字教育、保育園、その他の社会教育を行っている。運営は女性が中心で、生徒はすべて女性。2012年、北部がイスラム過激勢力に占領され治安が悪化する前は、欧米のいくつかのNGOから継続的に援助を得ていたが、それがなくなり収入が激減している。授業料は約月1000円だが、それが払えない生徒の途中退学や授業料未払が経営を圧迫し、先生の給料がほとんど出ない状況が続いている。
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アフリカンスクエアーは2012年以降、先生たちの収入を補完することで、学校の経営をサポートしたいと考え、衣料品の縫製を依頼してきた。昨年からサポートをパワーアップするために、製品に「Harmony for Peace」のタグをつけ、日本での販売価格を値上げした。それにより、プレミア(上乗せ支払い分)を確保し、今回、それを物品補助という形で現地に還元した。
この2つの施設だが、性格的にかなりの違いを感じた。SANA縫製学校は、営利の縫製業者が経営していることもあり、少し余裕がある家庭の子女が確実に技術を身につけることができる学校として運営されており、「お金がないのでなんとかしてくれ」というような泣き言は一切聞かれなかった。自分の事業に対する矜持を感じ気持ちがよかった。
ASSOCIATION BENKADYのほうは、より福祉的な色彩の強い学校で、おそらく、より貧困な層の子女を対象にしていて、もうけにならないような福祉活動、社会活動もやっている。「給料がほとんどでないけれど、つぶすわけにはいかないからやっている」毎回聞くセリフだ。退学も多いし、授業風景ものんびりしている。背中の赤ちゃんをあやしながらミシンを動かしている女性も少なくない。緩さにいらいらすることもあるが、アフリカで福祉的な活動をすることはやはり大変だ。サポートという意味であれば、今後はこちらのほうに重点をおくべきかもしれない。
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>今年も素敵な商品が届きました! |
有限会社 アフリカンスクエアー 牛尼恭史 |
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2019年、Harmony for Peace ハーモニーフォーピース
マリの縫製学校への、自立支援プログラムを強化します。
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西アフリカのサハラ砂漠の南に位置するマリ共和国。多くの民族が住み、多様で独特な文化が発達し、世界中のツーリストたちを魅了してきました。2013年いわゆる「イスラム過激主義者」が北より進攻し、国土の北半分を占拠し、内戦状態に。その後フランスを中心とした多国籍軍の介入で北部は解放されましたが、依然として治安状況は悪く、テロ事件が頻発しています。その影響で、ツーリストも訪れなくなり、観光業や手工芸産業を中心に、経済は大打撃を受けています。
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アフリカンスクエアーは20年以上、マリから工芸品を輸入してきました。泥染や藍染など伝統的な染め物をほどこした、手織りのコットン布はお部屋にプリミティブな雰囲気をもたらすタペストリーとして、愛好されてきました。伝統布、あるいはパーニュといわれるアフリカプリントで作った服飾品も日本とは対照的な明るさを周りに放射するもので、若者を中心に人気を集めています。 |
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色とりどりのパーニュ布 泥染め布 |
アフリカンスクエアーが縫製を依頼してきたのは、首都バマコから230km離れたセグーという地方都市にあるNGOが経営するBenkadyという縫製学校です。3学年あって、生徒は若い女性たち。3年で一通り縫製の基礎を学ぶカリキュラムです。もともと縫製は男の仕事とされ、ミシンを扱う業者はほとんどが男性でしたが、最近ではちらほら女性の縫い子さんも見かけるようになりました。 |
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Benkadyは教育機会を失われがちな女性たちに、基礎教育を与え、特技を身につけさせ、自立する力をつけるために地元の女性たちによってつくられたNGO(こちらではAssociationといいます。)です。いわゆる女性のエンパワーメントのためのNGOです。識字教育、縫製、染色、衛生教育などの講座があります。
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2013年から始まる経済危機の影響で、授業料を払える生徒が減り、学年の初めに30人近くいた生徒も、経済的な理由から来なくなり学校の経営も厳しくなっていました。先生たちの給料も不払いが続きました。先生を経済的に支えることが、学校を支える第一歩だという考えから、先生たちに、アフリカンプリントを使ったエコバッグを注文してきました。実用的なデザインも評価され、アフリカンスクエアーの中ではロングセラーとなり、現在でもコンスタントに売れています。
年間にわたり、学校の経営状態をみてきて、もう少しサポートを強化したいという思いがわいてきました。 |
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ミシンは台数だけあるものの、非常に性能の悪く、教育に使うには不適切なものでした。実はある補助金でミシンが20台ほど購入できたのですが、ブローカーに入った人間に騙されて、ぼろぼろの中古ミシンを代わりにあてがわれてしまったのです。援助の周辺には私腹を肥やす人間が跋扈し、騙させてしまうことが多いのですが、なかなか防ぎようがないのが実態です。アフリカンスクエアーでは商品を縫ってもらうためのミシンをすでに数台寄付していますが、その数を増やし、設備面を充実させていきたいと考えました。
また、教材としての布は授業料で購入しますが、その負担を少しでも減らすため、布を購入配布することも考えています。それにより、授業料は半額になります。
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さて、具体的な方法として考えたのは、いまこの地で製作している商品を「サポート商品化」して売上を増やすことです。
魅力的な商品を作り出し、それを「Harmony for Peace」というブランドで販売、1個あたり、300円から100円を積立金としてプールし、サポートに使うという方法です。
売上が増えることによって、先生の収入も増え、施設も整備されていくのです。
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今年1月にマリを訪れたときにいい意味で驚いた事件がありました。
縫製学校Benkadyの他に、1ケ所、特に服の縫製を頼んでいるアトリエがあります。バッグなどの小物と違い、服は縫製が難しいのです。特に日本のマーケットで売るとなると、縫製学校の先生レベルでも品質をクリアすることは難しいのが現状です。そこで服が縫える縫い手を探して、みつけたのがAmadou SANAという人がやっているアトリエです。
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セグーにvillage artisanal (工芸品村)という工芸品のアトリエが集まった建物があります。最近作られたきれいな建物で40くらいのテナントが入る部屋があります。そこで営業しているテナントがわずかなのです。半分くらいのテナントが空いていて、中に商品を置いてあるテナントも扉が閉まっていて倉庫化している。ほぼ廃墟です。客がいないからです。静まり返った中、唯一ミシンの音が鳴り響き、動きがある場所がSANAのアトリエでした。
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昨年2018年の10月に、服の縫製を頼みに訪れた時、「今度 学校を作るからたくさん仕事をくれ」と唐突に言われたのですが、あまり本気にしていませんでした。
しかし、なんと1月に行ったとき、すぐに手を引かれて工芸品村の外に出て驚きました。 |
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白壁に青ペンキで書かれたCENTRE DE FORMATION PROFESSIONNELLE EN COUPE COUTUREという文字とスーツのイラストが目に入ってきました。「えっ、もう作っちゃったの」という信じがたい気持ちでした。教室を案内され、机やミシン、黒板などもそろっていました。学校を作ろうと計画してから出来上がるまでに時間がかかることを聞いていたので、もともとあった建物を使ったとはいえ、3ケ月という短期間での開業は驚きでした。話を聞いてみると銀行からお金を借りて施設整備を行ったようです。 |
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Benkadyの経営の困難を見てきたので、正直、この先どうなるのか心配でしたが、この瞬間、Benkadyと同じような協力をしていく、という方針が決まりました。
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基本的には、Benkadyと同じ方法で、生産量に応じたキックバッグでのサポートです。サポート場所が2ケ所になったので、注文量も2倍以上には増やし、販売も2倍に増やさなければなりません。それを消費者が納得できる商品を提供することで実現していくというプロジェクトです。とっかかりはサポートにつながるということで、手に取ってもらう。購入し使っていただくことで満足してもらい、評判の輪を広げていく。これからどんどんいい商品を紹介していきます。ご協力をよろしくお願いいたします。
有限会社 アフリカンスクエアー 牛尼恭史 |
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>Harmony for Peaceご注文
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