ラグを工夫してお部屋をおしゃれに

―ラグの敷き方・選び方―

その地域に暮らす人々の思いや、受け継がれてきた伝統が表現されるトライバルラグ。
デザインはもちろんのこと、その独特な色使いや風合いも魅力のひとつ。
作り手が一つ一つ時間をかけて織るラグには、手作りならではの温かみが感じられ、
インテリアのアクセントにはぴったりです。

ただ・・・、実際に敷くとなるとお部屋との相性が心配だったり、サイズに悩んだり、
ついつい難しく感じて二の足を踏んでしまうことも。

でも実は、たくさんの色が入ったラグだって、思いのほか日本の住まいにもしっくり馴染むもの
どんなアイテムをどう取り入れたらよいか、少しだけアイデアをご紹介します
この秋、思い切ってお気に入りのラグをコーディネートして、
特別な空間を作ってみてはいかがでしょうか

1.複数のラグを敷く

一つの空間に、例えばテーブルの下やデスクの下などにそれぞれ敷いてみる。
パーテーションがなくても、別々のラグを敷くことで部屋の中の空間を仕切ることができます。

他にもいろいろな形のラグを敷き詰めて一枚の大きなカーペットに見立てるのもおすすめ。
テイストが異なるラグだって使用している色を合わせれば、しっくり馴染み、アート作品のように。
お部屋の色調に合わせればさらに落ち着いた印象になります。

2.ラグを重ねる

薄いものと厚いもの、シンプルなものとデコラティブなもの、モノトーンとカラフルというように、
全然違うけれどどこかに同じ色を使っていたり、モチーフを共有していたりするラグを組み合わせたり、

自由奔放なデザインのラグたちを心の赴くままにシンプルに、ピンと来るもの同士を組み合わせたり、

それらを少しずらして敷くだけで、1枚だけよりもずっと広がりを感じられます。
ファッションを楽しむ要領で、
ラグのレイヤードスタイルにもあれこれ思いを巡らしてみるのはいかがでしょうか。

3.実は裏面が可愛いんです

ベルベルの女性達によって織られる「ボシャラウィットBoucherouite」は
服の端切などの使わなくなった生地を再利用してモロッコ人の感性のままに織られたリサイクル絨毯のこと。

カラフルでエキゾチックな色彩とデザインが美しいボシャラウィットですが、
時には少し主張が強いなと感じることも
そんなときはぜひ裏返してみてくだい。
表も裏も、気分によって使い分けができるのもボシャラウィットの魅力の一つです。

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モロッカンベルベルラグ Moroccan Berber rug

－アジラル azilalとベニワレン beni ourain－

世代から世代へと受け継がれるさまざまな象徴的な部族のモチーフが描かれる
モロッコのベルベルの女性達によって織られる絨毯

そのユニークで独特な柄が魅力のベルベルラグは
近年、様々な国で注目されています。

シンプルでありながら洗練された雰囲気、鮮やかな色
自由奔放に生きる様が表現されたこのラグは、どんな空間にもぴったりはまります。

美しい手仕事と積み重ねられた時間を感じながら、個性豊かな絨毯であたたかな時間を過ごしてみませんか。

1.アジラル azilal

カラフルな幾何学パターンが可愛らしい「アジラル」
アトラス山脈にあるモロッコ中央部の州都、アジラルで織られるベルベル絨毯です。

自由なタッチや色使いで描かれる抽象的なデザインが魅力で、
よく知られる「ベニワレン」に代わるベルベル絨毯として近年注目されています。

PICK UP ITEM

表記価格は税抜価格です。

アジラル中 04 一点物

¥110,000

アジラル中 07 一点物

¥110,000

アジラル小 19 一点物

¥50,000

アジラル小 21 一点物

¥50,000

2.ベニワレン beni-ourain

「ベニ・ワレン」は、モロッコの北部、タザという街の近く、
アトラス山脈中部にに住むベニワレンの人々が生活の道具として織っているラグマット。
もともとは祝い事の贈り物として、嫁入り道具として欠かせないものでした。
幾何学模様のモチーフは伝統的なもので、
逆三角形は「家」を、ひし形は「家を守る」といった意味が込められています。