■■■陶器製品のお取り扱いについて■■■
陶器製品の性質
・陶器には一般的に吸水性があるため、ご使用により料理の水分や油分、 茶渋などが土の内部に入り込み、染みや匂いの原因となることがあります。・陶器の釉薬はガラス質であり、水分や油分は通しませんが、表面上のごく小さなピンホール、また貫入(かんにゅう)と呼ばれる釉薬のヒビから染み込みます。
・貫入とは焼成後の冷却時に釉薬に入る細かいヒビのことです。
貫入自体は不具合ということではありません。お使いになるにつれてヒビより茶渋などが染み込んでいきますが この変化が貫入の特徴です。貫入特有の変化をお楽しみください。
陶器のお取り扱いについて
・ご使用の際には水にさらして水分を吸収させてからお使いいただきますと食品の水分や油分が入り込みにくくなり、汚れを防ぐことができます。・お手入れは、ぬるま湯と食器用洗剤で優しく洗ってください。
・食器洗い機、電子レンジ・オーブンは使用しないでください。
・極端な温度差に弱いので、直接熱湯を注がないでください。 貫入(ヒビ)が広がる場合があります。
・酸味・油分・酒類などの強い食品を入れたまま使用されますと貫入に浸透し、シミまたは異臭およびべとつきの原因になることがあります。 お使いになったあとは、放置せずにすぐに洗ってください。
陶器を使い始める前に
・使い始める前に「目止め」を行う事で貫入はある程度防げます。・鍋にお米のとぎ汁(片栗粉などでんぷん質もok)と陶器製品を入れ、弱火〜中火で20分沸騰しないように煮ます。
・漬け置きで半日冷ました後、よく拭いて乾かします。
染みや匂いがついてしまったら
・一度ついてしまった染みや匂いはなかなか取れないものですが、 気になるようでしたら以下の方法をお試しください。1 重曹を水またはぬるま湯で溶き浸ける。
2 濃いめのクエン酸溶液に浸ける。
溶液から出したあと、1日ほど水に浸けてそれぞれの成分を抜く必要があります。
その後、流水でしっかりとすすぎ、自然乾燥させて下さい。
※汚れやシミを抜くには台所用の漂白剤を用いますときれいになりますが、臭いがうつり異臭の原因となる場合がございます。 なるべく漂白はしないことをおすすめします。